なかなかの良作
大体私の読書の時間は、昼休みと毎日寝る前の1時間です。だからそんな量は読めません。でも読むのが早い方なのか?結構な本数を読んでいます。
- 作者: 長島信弘
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/04/20
- メディア: 新書
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競馬を人類学的考察した一書。広範な内容で非常に面白い。スポーツとギャンブルとゲームの一体化こそ競馬の本質と書いているのは、卓見かと・・・だから競馬は飽きないし、面白いんですよね。
- 作者: 山本一生
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 単行本
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これは、競馬の話題をエッセー風に纏めたもの。色々と興味深い内容で、競馬になじみがない方にも楽しく読めるのではないでしょうか?
名著『菊と刀』の競馬版。1年の競馬の記録。随所に楽しいエピソードが、競馬ファンの飲み屋の親父などはお気に入り。外国人なので日本人と異なる視点で、見ているので楽しい。
ローマ人の物語 (14) パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
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ローマ人の物語 (15) パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
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ローマ人の物語 (16) パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
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アウグストゥスは、見たいと欲する現実しか見ない人々に、それをそのままで見せるやり方を選んだのである。ただし、彼だけは、見たくもない現実まで直視することをこころしながら、目標の達成を期す。これが、アウグストゥスが生涯を通して闘った、「戦争」ではなかったかと思う。天才の後を継いだ天才でない人物が、どうやって、天才が到達できなかった目標に達たのか。それを、これから物語っていきたい。(本文より)
天才カエサルが描いた帝政の移行というグランドデザイン。彼は自分自身に忠実すぎた。それは王政アレルギーがあるローマ人には危険すぎた。その結果彼が暗殺され、不必要だった政治空白を作った。カエサルが後継者に指名したアウグストゥスは、激しい政治抗争を潜り抜けローマ唯一の絶対者になった。その後彼が打った驚くべき一手とは?
王政アレルギーのあるローマをその卓越した政治手腕で見事に変えていく。1つ1つならば完璧に合法でありながら、それらを連結していくと、少数指導体制のローマ型共和政下では非合法とするしかない、帝政に変わると言うやり方だった。敵にだけは回したくない恐ろしい子wまさに「政治の天才」ですね。
内実は帝政でありながら、元老院の国政参加権を尊重するそぶりを一生続けた。やっぱり恐ろしい子・・・