落ち葉舞う廃線の中で

安比奈線に行って来るので予想は早めに・・・

◎ アストンマーチャン
○ ハロースピード
▲ ルミナスハーバー
△ ウオッカ
× イクスキューズ
☆ ローブデコルテ

買い目は、本命を覗いた馬の馬連、ワイドBOX

 10時過ぎ頃家を出て、南大塚駅前に自転車で移動。のんびりと旧国道16号、入間川街道を通る。地元民は旧道と言えば通ります。この道は、新狭山のロッテの工場前の国道16号で合流し、反対側は川越駅の隣を通り国道254号に合流します。地元民は色々重宝しますが、いかんせん道幅が狭いわりに、交通量が多くて危ない。16号の脇道になるので知っている人間は、国道を避けて来るので、自転車だと怖かったりします。今の通勤の為に川越駅に行く為に利用するけど、反対側は久しぶり。高校、大学はここを通っていたので何だか懐かしい気分に・・・
 南大塚の地名の通り、旧道沿いに中心に古墳が散在し南大塚古墳群を形成してます。中心の山王塚古墳は、東日本最大の上円下方墳です。形は名の通り下が正方形で上に円墳が乗かった状態。蘇我馬子の墓と呼ばれる石舞台山古墳、明治天皇伏見桃山陵大正天皇多摩陵昭和天皇武蔵野陵。近代以降の天皇陵それに付随する皇后陵も何故かこの形になっています。付近は暗く地元民は単に山と称して森を形成してます。入ると昼間でも薄暗くここが死者の墓だと感じさせる。頂上は小さな社になっていて、やはり畏れを感じさせます。川越は古墳が地元の人間でも知られてませんが、意外に多いのです。有名な所では喜多院の天海と祀る慈眼堂は元々古墳を利用した物、日枝神社の隣に半壊した古墳や三変稲荷神社古墳は県内最古級だったりします。市内の中規模の古墳は、大体が神社と利用されております。
 私見だが川越城やそれに付随する砦や喜多院もかなり古墳を利用した物と考えている。喜多院は寺とは名ばかり深い空掘があり、一種の城と化していたようです。川越城になにかあった時に、利用する予定だったのでしょう。川越が落ちればもう江戸城まで城はありませんから・・・
 

 話が横道に逸れましたが、無事南大塚駅に到着。自転車を付近の無料駐輪場に止め、駅前のコンビニでスポーツドリンクを購入していざ安比奈線に。駅に引込み線のように線路が数十メートル続き、一旦途切れる、その後復活して整備した線路が顔見せる。途中道路になっていてアスファルトによって埋められる個所もあるそれも10数メートルで終わり、右側にのそっと古い線路が存在する。これが本当の安比奈線だ。入れないように柵で覆われているが、それも少しまたがれば飛び越える高さ。構わず入って本格的に始まる。枕木は撤去され土が見える。架線はキチンとされており、木の柱が時代を感じさせる。まるで路地を縫う路線電車のような感覚で、歩いていく。夏草の線路とかEMU関連の音楽を聴きながら進む。途中で大きな道路に阻まれる国道16号だ。線路はすっかり埋まっていて哀れさを感じさせる。周辺に施設関連の残骸が残っており名残を偲ばせる。
 ここは本当は、横断歩道ではないだが、信号機の関連で渡れたりするのでよく川越南高校の生徒などはつっきたりする。本当はいけないのですが、自分もやった時も多数。車が無くなったのを判別して、横断。良い子は真似をしないようにwまた柵によって阻まれるが、構わず乗り越える。このころになると雑草が目立つようなり、線路を見え隠れさせる。家を縫うように線路を歩く。おつなものですなー途中道よって何度か阻まれる。それでも構わず通り抜ける。途中畑があったり線路を利用して家庭菜園なども行われている。
 高台だった地から低地へ川もある。多分入間川支流の赤間川だろう。自宅の裏に通じる川だろう。ゴミは多いが鯉が住めるほど、水質は良いのだろう。鉄橋があるがさすがに枕木が崩れ渡れない。大きく迂回して鉄橋を見下ろしながら、線路を辿る。これからは田園風景が続き、畑仕事している人がいたりのどかさを感じる。2度目の鉄橋。もちろん通れる状態ではない。昔はここで渡ったりしてスタンドバイミーごっごをやったがここなのだろう。ふと小学生時代を思い出す。
 そのまま進んでいく。雑木林が見える。ここが有名なスポットの雑木林と廃線の組合わせで有名な所。一応立ち入り禁止だが、構わず入る。入るとふと視野が広くなったような感覚になる。今まで雑草で覆われていた線路が、落ち葉に変わる。雑木林なので真っ赤とは行かないがなかなかの風景。そのまま林をのんびり歩く、木が少なくなる。と思ったら大きな壁が立ちはだかる。入間川を渡る八瀬大橋。登れるスポットを見つけ登り突き抜ける。また鉄橋がありまだまだ線路は続く。この辺で架線はなくなり木造だけの柱になる。途中左手に子供のモトクロスの練習場があり、線路を跨いで保護者達が見える。そのまま進むと矢羽式転轍機が倒れたりして、時代を感じさせる。ふと藪が見える自分背丈以上3〜4メートルはある竹のようだ。そう言えば子供の頃入間川に竹取りにいったなと思いここだろうかと一瞬思う。ここで完全に線路は隠れてしまい。周辺に架線柱がありここが貨物駅のなれの果てかと感慨を抱く。周辺はやぶだらけ、それでも架線柱があるところまで行く。途中配車に猫が集まっている何か自転車が2台あり、何か人の痕跡を感じる。浮浪者でも生活してるかと思い、廃車覗き込むと案の定浮浪者が・・・まぁ寒くなりますけど頑張って生活でもして下さい。柱を横に見ながら歩いて先に何もないことを確認したが、ふと歩こうと進み入間川を覗いてきました。
 
 帰り林の終わりで若い4人組男女の集団と通り過ぎる同じ類の人間だろうか?林で年配の方と向かい合う同類のようだ。また進むと鉄ちゃんみたいな方が紙を片手におそらく・・・林を過ぎればあとは普通の道路で帰る。池辺辺りに土地感はあるがさすがに解からない学校のような施設を見つけ大東中か大東西中だろうと見当してそちらに辿り返りました。往復3時間弱散歩にはちょって長いけどたまにやってみるもの良いものですね。