システムが問題だ

そろそろ秋華賞の健闘を始めせんと>挨拶
先日の件は、エロゲーから思う事があって今以上に距離を置くということで、完全に止める訳ではないのであしからず。

  • 『贖罪の教室 The seven stories of sin』(ruf

 父親が殺人犯として掴まった「贖罪」としてクラスメイトに輪姦される平松七瀬。それをなすがままに輪姦されていく七瀬。次第にエスカレートし、周囲の人間にも波及されていく。


 とにかく最初は登場人物の言動が意味不明です。どうして七瀬は、なすがままに輪姦されるのか?それに巻き込まれた結城まどかたち女性陣本気で拒否しているように思えないは何故か?そもそも贖罪新聞なるものの正体は何か?本当に七瀬の父は、殺人を犯したのか?まどかの父の独自にこの殺人事件を追っているのは何故か?出てくる登場人物の意図が読めなくて混乱するプレイヤー。そしてそれらの「答え」とは?


 結論から言えば壮大で膨大な伏線をばら撒き、まさに神懸り的にそれらを回収していきました。最後のピースをピッタリとはめた爽快感は最高です。この作品を評価している他の点は、善人でも悪人でもなく登場人物が(一部体育教師などで存在しますが)、ホンのボタンのかけ違いで周囲の状況が一変し、それらが重なりこの物語が構成してる点です。日常的にはないにしろ、そのような誤解は存在します。誰にも知らずに天秤の秤のように微妙なバランスで、平和な日常を送っているのかもしれません。それが何かの切欠で何もかもが一変する現象は、そう珍しいことではないでしょう。そのような日常の大切さを感じる作品でした。


 欠点は、とにかく最初の頃のストーリーが意味不明です。ですが、実は巧妙に伏線が散りばれていて、再プレイしてみると圧巻とします。ですので我慢して続けて下さい次第にこの物語の深さが実感できるはずです。それと致命的な欠陥は、システムです。スキップが遅いやシステムが独特なのは、許容範囲内ですが、とにかく落ちる。落ちる。『螺旋回廊』でもそうでしたが、どうもこの時期のこのメーカーの作品のシステムが安定しませんね。(もしかしたら、私だけの環境かもしれませんが・・・)最大な致命的な欠陥は、選択肢が3つぐらい決まった時間。つまりその時間とは、普通我々が使っている時間。確か午前6時半〜7時までに正解を出さないといけません。いくらなんでもそんな朝っぱらからエロゲーなんかやるか?それも普通にやっていてはその選択肢が出るまでに時間が過ぎてしまいます。じゃ、どうすれば良いかというとWINDOWの時間を弄って下さいというのが公式見解です。いや、マジでw


 それだけをしても充分価値のある作品だと思います。女の子が犯されるのが駄目とか生理的に嫌悪感を持っている方には、とてもオススメできません。しかし、それを許容できサスペンスが好きとか、善人でも悪人でもない人間劇を好む方にはとっては至高の作品になるかもしれません。これを書いたライターは、まだ書いてますが、近頃はディレクターとしての力量の方が評価されています。『CROSS†CHANNEL』や『SWAN SONG』のディレクターとして辣腕を振るっています。それらの底辺に『贖罪の教室』が見え隠れしていますので、それらの作品に興味があるならやるのも一興かと

 天皇賞に出走するという報を聞いて、検疫などを考えても強行軍だと感じてましたが、このような事情があったのですね。高い内に売っとこうというオーナー側や社台の意向でしょう。それに父サンデーサイレンス亡き今、混迷している種牡馬事情もあるのでしょう。どうでも良いけど、サンデー産駒ばっか種牡馬が増えて、肌馬の取り合いでサンデーの貴重な血統が損なわれないか少し心配です。もう少し世界に血を放流しないと飽和状態にならないか心配です。
 
 
 凱旋門賞の再挑戦という競馬ファンの夢は、断たれましたが天皇賞ジャパンカップ有馬記念とG13連戦頑張ってもらいたいですね。特に3歳時に出走しなかったジャパンカップには頑張ってもらいたいです。ナリタブライアンもそうですが、体調の問題があるのも素人目には解からない何かがあるのは解かりますが、仮にも国際G1で招待レースにその年の三冠馬が出走しないのは、招待した国に失礼です。例え万全でない状態でも出走させることが、招待した国並びに競馬ファンへの義務だと考えています。中1週で果敢に挑んだシンボリルドルフのように・・・私がルドルフが最強馬といってもそれほど異存がありませんが、ブライアンとディープに関しては決して最強馬と認めない最大の理由でもあります。願わくは、残り少ない競争生活が充実したものでありますように・・・