終わりの始まり

 ここ最近エロゲーに対する情熱が薄れて行ってます。その理由を分析でもしてみましょう。

  • 名作、自分に合った作品をやり尽くし、作品に対するハードルが高くなった

 これは大いにありそうな気がします。最初の頃は、評判の良い物を選んでやっていたので、自分の目が肥えた可能性は否定できませんね。

  • 最近発売の物にめぼしい物が見当たらない。画一化や反対に奇をてらした物が多い

 業界全体のクオリティは確かに上がっていますが、反対に目新しさというか目に付く作品が減った気がします。これは、勿論昨日今日始まった事でなく、私が全盛期も同じ現象はありました。ですが、特に酷くなったような気がします。ユーザーの要望が強くなり逆にメーカーの自由度を狭くし、同じような作品になったような感じがします。反対に『School Days』のように話題性を振りまいて内容が伴ってない作品も多い事・・・商品である以上いたしかない部分がありますが、エロゲーは作品でもあります。エロゲーにクリエーターを使うと笑われそうですが、ゼロから物を作る業界。自由度が大きいほど製作物のレベルが上がるではと思います。

  • 業界全体に活気がない

 アニメ化がよくされていて、一見良いように見えます。ですが、粗悪品の乱造が否定できません。昔なら『同級生』『下級生』『ToHeart』『こみっくパーティー』『Kanon』のように誰でも認める作品がアニメ化されていました。それなりの評価を受けていましたが、今は評価が芳しくない作品まで容易にアニメ化されて、商品にされて使い捨てされてるいるのが現状だと思います。原作でも乱造でどうにかしようとしているのが、実情だと思います。前項に重複しますが、昔のLeaf、Keyのような業界全体を引っ張るメーカーがいないのも大きいと思います。

  • 応援していたメーカーが軒並み解散

 ねこねこソフト、Clearを始めとして自分が応援したメーカーが解散して、自分のテンションが下がる一方・・・PULLTOPは依然健在ですが、もはやあそこだけになってしまいました。

  • 通っていたサイトが軒並み閉鎖、開店休業の状態に

 これは大分大きいですね。レビューサイトからブログに、掲示版からメッセやmixiにと移っていったようです。前者は気軽に感想を書ける読めて裾野が広がった反面、レビューサイトのような検索性に乏しくいつでも気軽に特定の作品の感想を読めなくなりました。後者に関しては、私もメッセやmixiを利用します。個人的に色々深く話せますが、非常に閉鎖性が強いと感じます。それが悪いとは思いません。ただ、個人的にはわいわいと新規参入があったほうが、色々楽しいと思いますね


 その他にも個人的な事情と言いますか、自分の心境の変化もあると思います。今年も『SWAN SONG』『シンフォニック=レイン』『天使憑きの少女』と名作と言える作品をやっても、エロゲー全体にやる気が出ていませんね。ここ数年エロゲーが1番の趣味でしたが、競馬のように細々と続けて行く予感がします。

 某所の影響を受けてマイベスト10でも上げて置きますか
1位:『こなたよりかなたまで』(F&C)
2位:『Talk to Talk』(Clear)
3位:『僕と、僕らの夏』(light)
4位:『シンフォニック=レイン』(工画堂スタジオ
5位:『ONE 〜輝く季節〜』(Tactics
6位:『水月』(F&C)
7位:『はるのあしおと』(minori
8位:『雨に歌う譚詩曲〜A rainbow after the rain〜』(EMU)
9位:『想い出の彼方』(PL+US)
10位:『贖罪の教室 The seven stories of sin』(ruf


 まぁ、なんと言うか自分の傾向が解かるような解からない10作品ですね。終わりの始まり。しばらくはこれらについて、語って行きますか・・・