『氷川清話』読感

 なにやら冥王星が惑星ではなくなるとか言う話ですね。最近の太陽系は増えたり減ったり色々大変そうですね。
 
 それは、さて置きこちらもちょこちょこ読んでいた『氷川清話』を読み終えました。話では編集者の改竄が酷いと聞いたのですが、私が読んだ本は、その点はかなり改善されていて勝海舟の生の声に近くなっているようです。個人的には、勝海舟は幕末では、大久保利通高杉晋作と同じく好きな人であります。まぁ、自分でもかなり嗜好が変だとは思いますが・・・
 内容は、非常に多岐に渡り、彼の体験談、外交の話題、幕末それ以前の人物の評価、明治当時の政府の批評、市井の話題、文化、処世術などなど。彼の癖の自慢癖や法螺話、独特の言い回しなど気になるといえば、気になりますが、彼の慧眼には舌を巻きますね。それも個性と言う事で、相変わらず面白い人物ではあります。