相変わらずの早狩節
「群青の空を越えて」の小説版読了。
- 作者: 早狩武志,黒鷲
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: 新書
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ゲーム本編の主人公の父で円経済圏を提唱して、関東独立のきっかけを作った萩野憲二暗殺から、戦争を突入する過程を描いた話。主な登場人物は、第一世代の渋沢美樹、日下部加奈子の兄諒、一条貴子ら。地味な話なので、群青から入った人には不評のようです。僕夏から好きだった早狩武志さんファンには、登場人物が人間っぽくって良いのではと。加奈子のブラコンぶりと態度はなかなかwまぁ人間らしいし当時、○学生か△学生なので仕方がないかな?
登場人物に
「民主主義では、民衆に政治家が従うのだ。天地が逆転しても、政治家が民衆を導こうなどと不遜な考えを抱いてはいかん。」
作者が政治ヲタらしい台詞です。どんな独裁者でも民衆の指示なしはありえませんね。まぁ無難な答えですが、天才だと世論をいち早く読み取り、利用して大きな変革をします。古代アテネのペリクレス、古代ローマのカエサル、源頼朝、織田信長、徳川家康、大久保利通とか・・・現在の日本に求められていますね。