相変わらずの早狩節


 「群青の空を越えて」の小説版読了。


群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-

群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-


  ゲーム本編の主人公の父で円経済圏を提唱して、関東独立のきっかけを作った萩野憲二暗殺から、戦争を突入する過程を描いた話。主な登場人物は、第一世代の渋沢美樹、日下部加奈子の兄諒、一条貴子ら。地味な話なので、群青から入った人には不評のようです。僕夏から好きだった早狩武志さんファンには、登場人物が人間っぽくって良いのではと。加奈子のブラコンぶりと態度はなかなかwまぁ人間らしいし当時、○学生か△学生なので仕方がないかな?
 登場人物に
「民主主義では、民衆に政治家が従うのだ。天地が逆転しても、政治家が民衆を導こうなどと不遜な考えを抱いてはいかん。」
作者が政治ヲタらしい台詞です。どんな独裁者でも民衆の指示なしはありえませんね。まぁ無難な答えですが、天才だと世論をいち早く読み取り、利用して大きな変革をします。古代アテネペリクレス古代ローマカエサル源頼朝織田信長徳川家康大久保利通とか・・・現在の日本に求められていますね。