微妙な時間


 『明日の君と逢うために』終了。
『はるおと』のライターコンビが上手くパープルの持ち味を出しましたね。特にここのファンでなく好意的な人間ですが、できればこの水準を維持してもらいたいですね。タイトルも終わってみればなるほどよく考えているなと。
 前にプレイした『そして明日の世界より』も同様です。それと両者に共通していることですが、「感想」が書きにくく書こうとすると「批評」になってしまう。自分のスタンスとして凡百の批評よりも拙くても自分独自の感想を書きたいですので。両作品とも書き手を触発する作品ではないですね。自分側の問題もありますが、どちらともそつなくて突出した所がない。プレイする人間として安定感があって嬉しいのですが、書き手にとっては苦しいところですね。良い意味でも悪い意味でもパープル、健速さんの作品で、それを超えるものではない。極言すれば「パープルの良い所を引き出した」「いつもの健速シナリオ」で片が付く。欠点らしい所もないので、ネタにできませんし・・・自分は荒削りなものとか何か突出したものを好む傾向があるので尚更。各論では色々と書けますがネタバレになりますので・・・御波はお気に入りのシナリオで昨年発売した作品のヒロインではぶっちぎりに好きですが書くと制約が付きます。一言で言えば『こなかな』の彼方に近いポジションかなと・・・
 残り10日弱、NGやキラキラに行きたいところですが、現在のプレイ速度では中途半端になってしまいます。他の読書などに費やそうかと考えています。ちょうど『群青の空を越えて』の小説版も出版されたし、ついでに買ったファンブックが異彩を放しますね。エロゲー関連で米国大統領選の解説があるのはこれぐらいかとwまぁ割と政治ヲタで付随して多少軍事知識があるのでどうにかなりますが・・・とりあえず航空機の法外な値段よりそれに乗るパイロットの教育の方が高く付くぐらいのことは知っていますが・・・特攻隊の作戦は貴重なパイロットをむざむざ殺すようなもので、軍事学には論外。戦略的、戦術的にはどうかや評価は別次元の問題です。実際採用した大西滝治郎海軍中将は、「統率の外道」と自嘲して言われ、終戦直後に責任をとって割腹自殺しました。
 まぁなんだ「緊急時につき、日本語で失礼します。」のシーンは1番の名シーンということで、若菜は色々と良い所掻っ攫っていくな。