十年一昔・・・

 ふと自分の部屋を整理していたら、山野浩一氏の『サラブレット血統辞典』が出て、見入ってしまいました。平成8年度版約10年前のものですね。あの頃の競馬界は、外国産馬サンデーサイレンスブライアンズタイムトニービンなど輸入種牡馬に押され、隠れ外国産馬(輸入種牡馬と輸入繁殖牝馬の交配されて、内国産馬の血が一滴も入ってない馬)が幅をきかせてました。それに比べ最近は隔世の感があります。上記3頭の2世が多いですが、輸入種牡馬よりも実際に活躍を見た産駒が活躍する姿を見るとブラットスポーツとして嬉しいものであります。内国産種牡馬の冬の時代から、JRA賞最優秀父内国産馬を削ろうと動きまであったり、日本の馬が海外遠征して勝つのも珍しくなくなりました。「名馬の墓場」と揶揄された日本ですが、今後は逆に積極的に海外遠征したり、種牡馬を輸出したりして世界に血の還元をしたいものです。
 それにしてもエルコンドルパサー産駒の活躍はめざましいです。早世したのが悔やまれます。山野氏にはこのシリーズをもうそろそろ出してもらいたいなぁ。