無理だろ?


官僚トップの次官 廃止検討へ


 確かに天下りとか、キャリアでその同期で、1人しかなれないという問題はあります。しかし民主党政権ではわかりませんが、政務三役はしても1、2年。長くても総選挙がある4年程度。自民党政権時代には叩かれることがあります。ですが大臣はともかく副大臣政務官は、政治家のキャリア、経験を積む上で、必要なのでそのほうが良いと思います。実際一般企業でも4年間ぐらいで、異動や担当から変わるのはそれほど珍しいことではないかと。


 国会議員は国民の審判を、衆院では4年以内参院では3年を受けます。政務三役のうち国務大臣憲法の規定で、全国務大臣過半数にしなければなりません。また、大臣の交代の際には、大臣の引継ぎがありますが、政権交代で確実に、政務、省務などの引き継ぎがきるとは限りません。その場合官僚の協力が、必要になります。


 事務方のトップは必要です。職種ごとに責任者、トップがいることは、珍しいことではありません。まとめ役がいなければ、統制が取れません。そして、政務三役が仕事をする上で、事情、情報を得たり、相談をしたり、支持を受けることで、数人に聞くより、次官に聞いた方が効率的です。そして細かい事情をしたい場合には、担当者に聞けば良いと考えています。


 現状では次官には弊害が存在しますが、それはそれで改善すれば良いだけの話です。なにも廃止にする必要は全く必要がなく、反対に国政に悪影響を及ぶ可能性が高いです。


 民主党は官僚叩きをしているようですが、安直に国民には受けやすいです。確かに官僚には、改善する点は多々ありますのは事実です。ですが官僚を必要以上に叩きますと、官僚の方も感情的になったり、モチベーションが下がります。政治家は官僚より上の立場にいます。上手く使ってこその政治家のしての、力量だと考えています。それができないようなら、政治家としての力量の疑問が問われます。田中角栄は官僚の癒着や金権政治など、多々負の部分がありましたが力量はかなりありました。今の民主党は視野が狭く頭が固いように考えています。


 ぶっちゃっけ、今の政治家で政務と官僚の統括を、両立できるのなんかいるのかよ?