点と線

 私は実社会でもネットでもそうですが、他の方に独特の思考の持ち主と言われることが多々あります。本人には全く自覚なかったりしますが、結構独特なのでしょう。しかし、その面もあるのでしょうが世の中の考え方が、少々他人と異なる面が大きいからだと考えています。
 単的に言いますと「点」と「線」との違いです。私は毎日、新聞全ページを読んでますが、ほとんど見出しを読むだけです。その中で気になった記事のみを読んでいます。ほとんどの方は1つの現象「点」に行き違いがちです。ですがそれですと「木を見て森を見ず」近視眼的になり、肝心の世の中の流れ「線」を見落としがちになります。勿論「木」を見る事は大切ですが、それ以上に「森」を見る事が大切だと考えています。それと、1つの見方だけどせずに、多角的に物事を考える癖を付けている事も拍車をかけているかもしれません。
 私の好きな歴史も同じスタイルを貫いていて、ある時代ある事件を「狭く深く」研究するよりも、できる限り多くの国、時代、事件を「広く浅く」研究しています。歴史好きな人を見ると思う事ですが、視野が狭い方がが多く見掛けます。それでくだらないイデオロギー論争や感情的なぶつかり合いも多々見ます。決して「狭く深く」することが悪い事ではありませんし、そのような方々のお陰で歴史学が発展した事実は否定できません。ただ、視野が狭いお陰で事の「本質」を見失いがちなのも事実です。
 私はできる限り支枝の部分を拘るより、物事の「本質」を探っていくスタイルです。こうして自分が言ってるのが絶対的に正しいとは思いません。世の中には色々な考え方見方スタイルがあるべきだし、逆にそうではないと面白くありませんでしょ?