2006年上半期エロゲー上半期総括
復帰と言う事でエロゲーの06年の上半期の総括をば
新作
メインライター担当の義妹と幼馴染のみプレイ。企画の無謀さから半ば諦めていましたが、予想通りでした・・・ただ両シナリオとも一筋縄では行かない点で個人的には悪くありませんが、おとぼくのような話を期待した方はご愁傷様ということで
- 『あると』(Purple Software)主8、客8
どうした?パープル!普通に良作だぞ?話は凡庸ですが、それが返って余計な事をしなかったのが幸いしました。個人的には対になっている橘姉妹のシナリオのアンバランスが目立ちました。恵の弱さを描いたのなら、沙織でも描いても良かったではないかと思いました。
- 『この青空に約束を−』(戯画)主7、客8
これも『あると』に引き続き萌えゲーのお手本のような作品でした。欠点が見つかないのが、欠点のようなものです。主観を下げた理由は、ライターの丸戸史明さん期待値から。今までの作品に比べ投げやりな印象が強かったのが原因です。
- 『PRINCESS WALTZ』(PULLTOP)主8、客7
色々叩かれているので、欠点はそちらの方で・・・2章に入ると失速感はあるが、やり続けようとするほどの面白さはありました。今回は多少毛色が違いましたが、楽しませようとする心意気だけは感じました。世間的に評判の良い『ゆのはな』も割と穴が見え隠れして画竜点睛欠く内容でしたし、とりあえず次作も期待してます。
旧作
- 『まじぷり−Wonder Cradle−』(Purple Software)
合いませんでした。後半までどうにか行きましたが、話の冗長さに飽きました。
- 『秋色恋華』(Purple Software)主6、客7
萌えゲーとしては、及第点でしょうか?真由と葵シナリオ充分楽しみましたが、香澄と英里子シナリオは置いといて、伊吹シナリオが・・・主人公が自己完結して行動して自爆して、でヒロインも・・・頭を抱えたくなる結末でした。
- 『Lien 〜終わらない君の唄〜』(PURPLE)主7、客7
死生観が共感したくなる話でした。クライマックス直前の主人公と父親の会話が印象的でした。
- 『CARNIVAL』(S.M.L)主8、客7
1章の狂った思考には楽しませてくれました。一転して3章では色々と考えさせました。まさかプレイ前には、キリスト教の宗教談義が飛び出すとは思いもよりませんでした。
- 『Railway〜ここにある夢〜 』(EMU)主6、客6
完成度はかなり劣るもののメインの姉妹のシナリオがそれぞれ補完する構成で、終わり方が非常に綺麗でした。
- 『雨に歌う譚詩曲〜A rainbow after the rain〜 』(EMU)主9、客7
2年前にやったリプレイ。日を改めて感想を書いてみたい作品ですね。
- 『SWAN SONG』(Le.Chocolat)主8、客8
非日常な世界を上手く描いた印象。世間的に評判良いノーマルエンドは見事の一言。どうしようもない汚い物を見せた後、一つの光明を見せ付けられた印象でしょうか?
- 『シンフォニック=レイン』(工画堂スタジオ)主8〜10、客9
ただいまちまちまとリプレイ中。最終的な感想はその後にしましょう。
新作4本、旧作7本計11本は、例年に比べ少ない方かな
上半期は雨歌の再評価とS=Rに出会えたことが良かった上半期でした。
おあとが宜しいようで、ではでは